その内に日が暮れてきて、メリーは家に帰りたくなりました。でも、道が分かりませんし、近くにはウサギしかいません。そうだ! 絵を描けば分かるかも知れないと思いました。 近くにチューリップが咲いていたので、 地面にチューリップの絵を描いて指さすと、お母さんウサギがチューリップの茎をくわえて持って来てくれました。何か通じたように思いました。今度は、お家の絵を描くと、分かったかのように三匹のウサギは、ピョンピョン跳ねながら、ついておいでと手招きします。