メリーは、大きな声で、「ウサギさん、ありがとう」と言いました。ウサギは、聞こえたのか、うなずいたようなしぐさをして、ピョンピョン飛び跳ねながら、森の中へ去って行きました。 メリーとお母さんは、いつまでも手を振りながら見送りました。すっかり、三匹のウサギが見えなくなると、メリーはお母さんの腕につかまりながら、 ウサギのように、ピョンピョン跳ねながら家に帰りました。